Marilyn

お久しぶりです、武漢のMarilynのレビュー・感想・評価

お久しぶりです、武漢(2020年製作の映画)
4.0
中国在住の日本人ドキュメンタリー映画監督 竹内亮がロックダウン後の武漢で10人の市民に密着取材し、インタビューしたドキュメンタリー作品。
※個人的に感じることが多かったので、長めのレビューになります🙏

最近竹内亮さんを知りましたが、元々日本のテレビ局のディレクターで、今中国で一番有名な日本人だそう😳
今作は2020年製作で、ロックダウン後のリアルな武漢を映したことで大きな反響を呼び、中国政府からも表彰されたとのこと。

コロナ発祥地として悪い意味で世界的に有名になってしまった武漢。
私も今作を観るまではどんな都市なのか全然知らなかったし、正直コロナのイメージだけで出来れば行きたくない場所でしたが、作品内の武漢は綺麗な観光スポットがあったり、安くて美味しそうなご飯もたくさんあって素敵な都市でした。

今回密着取材を受けたのは飲食店経営者や病院の看護士、祖父母をコロナで亡くした女性、わずか10日間でスピード建設された病院の建設に携わった男性など。
彼らのインタビューを観て感じたのは、武漢の人々もコロナ禍で同じように悲しみ苦しんでいたということ。
武漢市民であることから差別を受けるのが怖いと語っていた人もいました。

中国という国についても武漢と同じで、日本人も含めてあまり中国を知らない海外の人には今回のコロナのイメージが多少なりとも強いと思います。
正直私自身も夫(中国人)と出会うまであまり良いイメージは持っていなかったし、行くことはないだろうと思っていました笑
竹内さんは最初は中国に今のリアルな日本を知って貰いたいという想いから中国人向けにドキュメンタリーを撮り始めたそうですが、中国に移住してからは日本人にリアルな中国を知って貰いたい、悪いイメージがなくなるようにという想いで番組を作るようになったとのこと。
まだ今作しか観れてませんが、彼の中国に対する想いが伝わってくる作品でした。
私自身はまだ中国に対してカルチャーショックに感じることもあるし、面白いとか良いなと思うことはあっても好きとは言い切れないというのが正直なところ😅
竹内さんと同じようには難しくても、帰国する時にはもっと中国を好きになれてたらいいな😌

そして竹内さん、作品内では日本語中国語4:6ぐらいで喋ってましたが、中国語がかなり流暢!
なんと中国に移住してから最初の3ヶ月間、毎日10時間中国語を猛勉強して習得したそうです😱しかも34歳から学び始めたそう!
絶対真似出来ないですが笑、私も中国語頑張ろうと思わせられました🥲

今回は中国の動画配信アプリで鑑賞しましたが、公式YouTubeから観れます!
https://youtu.be/N4ABOJ1y5iM?si=0xC9Pp4kLoQT-G0N
多くの日本人に是非観てほしいです✨

竹内さんのドキュメンタリー作品、これから色々観ていこうと思います👍
Marilyn

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