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乱れるのcalanqueのネタバレレビュー・内容・結末

乱れる(1964年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

もう何を語っても陳腐になってしまいそうだけど、素晴らしい映画だった。
 
列車の中で2人の距離が段々と近づいていく(離れた席→背中合わせ→対面→隣)演出は、2人の心の距離を表現しているのでしょうか。とても素敵。
列車の中の2人はとても幸せそう。
それだけに、あの結末は…。
最後の表情は圧巻としか言いようがない。

ちなみに、私の祖父は商店主だったのですが「スーパーマーケットの出現には相当悩んでいた」といった話を親から聞いた事がある。
まさにこの映画で描かれている世の中をおじいちゃんは生きていたんだな、と思ってしみじみしてしまった。
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