乱れるの作品情報・感想・評価

「乱れる」に投稿された感想・評価

あ

あの感想・評価

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思ったより激しさは無かったけど上品で良かった。高峰秀子の淑やかさ、画面の動線の美しさ。
ルー

ルーの感想・評価

3.5
加山雄三が出演している成瀬監督作品が私としてはだいすきです.
義理の姉の高峰秀子を密かに想い続け、苦しみます.
想いが強くなり苦しみます.
タイトルの様に「乱れる」ことなどない清い二人が美しいです.
女性として、正直義理の弟に気持ちを打ち明けられ嬉しくも感じますが、彼女も苦しみます.
美しい純愛でだいすきな作品です.
成瀬の様式美の完成形。
立ち位置+挙動+モンタージュにおいて、かなり作為的な様式に則って作られているようだ。
しかし役者陣の実存がしっかりとフィルムに彫り込まれていて、様式に負けていない。

高峰と加山が一緒になるか?というものすごく単純な「引っ張り」だけで映画をラストまで持って行き、その過程における2人の物理的・精神的距離の近づきと遠ざかりが映画言語になっている。

このレビューはネタバレを含みます

浮雲にくらべて会話中の動きが多く、カッティグインアクションを多用することでふたりの会話のテンポが噛み合い、二人の相性がいいということを印象づける。

加山雄三に告白されてからつんけんする高峰秀子がとてもいい。

商品で埋め尽くされた店の造形が印象的で店の奥から往来をうつすカットが魅力的

とにかく加山雄三のたべっぷりがいい。これが最後の展開に効いてくる。あんなに生き生きとしていた加山雄三が死んでしまう、という演出。
レオン

レオンの感想・評価

5.0
徐々に近づいていく距離。背中合わせ。真向かい。硝子挟んで、目を交わす。礼子涙し。アクションつなぎで隣に着座。きたねコレは。完璧。
社長

社長の感想・評価

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空間と身振りでこんなにもさりげなく緊張感と重層性が生まれるのか、、
kohei

koheiの感想・評価

4.8
女(高峰秀子)と男(加山雄三)の“距離”、私と映画との“距離”が、近づいたり離れたりを繰り返しながらグワングワンと揺れ続ける100分弱。

あろうことか、私と映画との距離がゼロ距離になったラストのその瞬間に、女と男が逆方向へと走りはじめてしまうのだから、見てるこっちからしたらたまったもんじゃない。思わず「わーーーー!!!」って叫んじゃった。

すごい。

電車内の一連の動きは自分史に語り継がれるだろうな。
Kazu

Kazuの感想・評価

5.0
完璧で全く隙がない。加山雄三がうまいかどうかはわからないけど、高峰秀子の葛藤を抱えながらも理性を保とうとする演技は素晴らしい。終わり方はやはりこの時代の制約なのか…だがやはり完璧なエンディングだ。
中尾

中尾の感想・評価

4.3
これは和室(邦画)じゃないとできない。
音楽が過剰な気がするけど、それ以外とても好きだった。
うぉぉここで終わるのか…
ラストの高峰秀子の表情が。怒りでも悲しみでも後悔でも諦めでもない、あの表情!鳥肌たった!

戦死した夫の年の離れた弟からの、ある告白を境に、平凡で穏やかな日常が、封じ込めたはずの女の情念が、乱れる…。
そして終盤、それまでの日常から遠ざかるにつれ、だんだん座席と心の距離が近づく、列車に乗ってからのシークエンスは、もう完璧。

迷い揺れる主人公の繊細な心の襞を、わずかな台詞やちょっとした仕草・表情で、丁寧に描いていく。
複雑な話でもなく登場人物も多くない、でもそのぶん描かれる感情がとても濃密で。こちらの心も、ガシッと掴まれ引き込まれてしまった。
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