謎に包まれたHuaweiという企業を、竹内さんだからこそ深掘り出来た作品。中国で取材をしていくのかと思いきや、まさかの世界旅行のような展開に。それだけHuaweiの社員は世界に散らばっている。それはなぜなのか。そして何をしているのか。この作品本当に面白かったしモチベーションを与えてくれる映画だった。

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そこで働く人々は高学歴な人ばかり。だがみんな謙虚で穏やか。冒頭からすでに意外な姿が映し出される。

Huaweiといえば携帯電話だが、アメリカからの半導体輸出規制によって携帯事業を発展させにくくなる中、今まで育んできた技術を別の事業へ発展させそれを世界中に届けるHuawei社員の姿が映し出される。

それはお金を儲けるという目的だけでなく、インフラの整っていない地域での環境改善や、世界の自然、文化を保護するために活用されている。

だからこそそこで働く人々は情熱的で生き生きとしているし、みんな素敵な笑顔を見せてくれる。自分たちの会社を誇りに思っているのがひしひしと伝わってくる。

個人的に新人研修のランニングだったり目隠しによる信頼関係を築くトレーニングは原始的だがかなり効果があると思った。アップルなんかも瞑想を取り入れたりと精神面のコントロールを重要視しているわけで、大企業はやはりやることをしっかりやっているのだなと感じた。

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とにかくHuaweiの仕事や活動場所の幅広さに驚かされるし、それによってどれだけの人々、動物達や自然が守られているのかが知れる驚きの作品だった。

正直中国の大企業はに対して、日頃の報道によって悪い印象しかなかったが、この作品によって偏見は少なからず軽減されると思うし、中国への見方が変わるだろう。それは今作に限ったことではなく、竹内さんのドキュメンタリー作品全てに言えること。自分たちの知らない中国の姿を見せてくれる、素晴らしいドキュメンタリー映画だった。

竹内亮監督の人脈や影響力ってこんなにすごいのか…。

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○良い面
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