実家の駒田蒸留所を継いだ若き女社長と、その記事を任された主人公が
もう製造が不可能となった幻のウイスキーを復活させるための物語
P.A.WORKSの中でも特にお仕事アニメは大好きなので視聴
一言で言うと
「悪くはなかったけど期待値の下」
ではあった
まず期待値が高すぎた理由としては、
個人的にではあるがSHIROBAKOやサクラクエストが良すぎた
花咲くいろはも楽しく観れるくらいのものだった
ということと
劇場版オリジナルアニメをやるとなると、「さよならの朝に約束の花をかざろう」くらいのものを想定してしまった
この2点が強く
前者のような胸が熱くなる展開と、後者のような感動と映像の技術を期待していた
のが大きな要因
まず分かりやすいストーリーの点で言うと
物語終盤「何かが足りない」→「最後のピースが判明する」といったところが感動ポイントになるわけだけど、
そこで感動に持っていくためのストーリー構成が90分尺なのも相まって若干薄いのと
そこへの苦悩となる観ている側も落ち込むような落としパートでの落とし方がもう少しあると、最後の感動ももっと感情移入が出来たのかもしれない
劇場版SHIROBAKOでは、田無タワーが天気と一緒にライトアップの色が変わるというのを活かして、天気＝感情
わかりやすく落ち込むところで落としていくような表現が使われていたが
今作の主人公も田無在住なのが分かるようになっているのにと勿体無いと感じた
あとはせっかくのお仕事アニメなのに今回はウイスキー製造の説明部分に関しては尺の関係なのか丁寧でなかったように思える
ストーリー以外のところで言うと、
制作期間の問題か予算の問題か
P.A.WORKSの劇場版アニメとしては作画面でもう少し高いクオリティを期待していたからその点も残念だった
良かった点で言うと
声優陣が豪華で演技力の面でかなり強い
物語の終わらせ方自体は良い
エンディングの歌が良い
トータルで観るとテレビ放送13話1クールでやってくれたらもっと良かったな（当然ではあるけど）といった印象
