あきんちゃん

四月になれば彼女はのあきんちゃんのレビュー・感想・評価

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
3.4
原作を読んだ私からすると大きく違う部分があって、あれ??なんだっけ??となるところがあった。
本のストーリーを映画化するには、カットしないといけないそれぞれの考えや背景があったり、ちょっと変えて物語を作ったりするから映画をみた感想としては難しかったって感じかな。
テーマとして「愛を終わらせない方法とは何か」とはっきりしてるから、ずっとその答えを探しながら映画をみていたが、経験不足な私には共感できる部分が少なかった。もう少し歳を重ねたら共感できるのかなとか思いつつ、「目の前の人を大切にすること」「愛を伝えること」(?)が今の私なりの解釈。5年後くらいにまた見たら違う感想になるのかな?
映像としてはとても綺麗で、空の青と洋服の赤の対照とか、海外の異国感が伝わる感じとか、カメラワークとか(アバウトすぎるけど)よかった。
そしてもりななちゃんがほんとにカワイイ!なんか原作読んでてもハルってこんな感じだろうなと体現されてて良かった!
フジがハルに対して「どんなものを撮りたいの?」って聞いた時に、「写らないものでしょうか」「雨の匂い、街の熱気とか、写らないけど確かにそこにあるもの」と答えるハルがすき!