Chipaco

四月になれば彼女はのChipacoのネタバレレビュー・内容・結末

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

4月中に絶対に見たいと思ってた作品

「愛を終わらせない方法」は
愛を手に入れた気にならず(愛されることが当たり前だと思わない)
その人との日常にある思い出を大切にし、
いつまでもその人のことを知ろうとし続けることかな、と思った。
割れたグラスの思い出を思い出すことなく捨てしまったこと、弥生がどんな仕事をしいつからピアノを習っているのか、
かつて弥生が話した「愛を終わらせない方法は手に入れないこと」という言葉を忘れてしまい答えられなかった俊は
愛を当たり前にしてしまい、愛を注ぐことをやめてしまったのかもしれない。
幸せそうな老夫婦のおばあちゃんが、「自分が知る相手の一面はほんの僅かでまだ知らないことだらけだ」の言葉にハッとした。
長く一緒にいると全てわかった気になってその人のことを知ろうとする気持ちが減ってしまうのかな。
付き合いたての頃と何年も一緒に過ごしている2人とでは、色々と変わってしまうこともあるのかもしれないけれど、
映画ではかつて春を追いかけられなかった俊が弥生を追いかけ、欠けてしまった愛を修復しようとする姿が素敵だった。
愛を重ねて変化するお互いを受け入れる。
分かっていてもむずかしいよ( ; ; )


マンネリ化して情だけで一緒にいる相手との結婚生活より
誰かを愛し、誰かから愛される人生を私は諦められないだろうなと思った。
Chipaco

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