あん

裸足になってのあんのネタバレレビュー・内容・結末

裸足になって(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

生きる力をもらえた作品

あらすじを読んですでに心にぽっと灯りが灯ったから観に行った

悲しい現実に直面して声も出せず体も動かせず、だからこそ湧き出てくる想いをダンスで表現するフーリア
迫力のあるダンスシーンではフーリアの想いが痛いほど伝わってきて息を呑んだ

ソニアが可愛らしさの中に野望を持ってたり、フーリアを支え続けてくれた太陽みたいな人だったからものすごく悲しかった

この映画は今まで観た映画の中でも1番と言っていいくらい、その場所を感じさせてくれた
遠足で行った森の中で踏み締める土とか、お母さんとソニアといった砂浜で足元に打ち寄せる波とか、その場にいないのにその場にいるような感覚
私の足元にも波が打ち寄せているような、この映画への没入感も素晴らしかった
彼女たちの生きる場所も感じることができた

ムニア・メドゥール監督の作品もっと観たいな
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