このレビューはネタバレを含みます
主人公が最後に選んだ道に納得がいかないし、親友のタイしか応援できない映画だった
危ない現場から助けたことで半ば強制的に一緒に追われる身になったとして、ボンと過ごした生活での怪我の手当てとか同じベッドで眠るとかってタイと一緒に過ごした2年間に幾度となく経験してるはずでしょ
学校での理不尽ないじめというか嫌がらせにも一緒に立ち向かって手当てもしてくれて家族に嫌味言われようが庇いつつ2年間も居候させて食事もさせてくれて時にはからかい合ったりして夜は同じベッドで眠って自分の夢を静かに応援してくれて主人公に対して友情ではなく愛情を抱いていたにもかかわらず性的な接触どころか少しの見返りも一切求めることなく優しく守り続けてくれてたタイは親友の枠から出ることが叶わなかったのに、なんでぽっと出のボンは爆速で好い人ポジションに収まれるの？
ケンを守ってきたのはタイなのに、ケンが体を張って守る相手はボンなの？
タイは自分を犠牲にしてでも全力でケンに尽くしてくれてたのに、それを知ったあとでなんで最後にその選択が出来るの？
ケンとボンの吊り橋効果で盛り上がっただけみたいな薄っぺらい逃避行のために意味もなく健気で優しいタイが消費されてしまう物語でしかなくて、ただただタイ一人だけが可哀想…
ケンの事なんか忘れ去って後日談的にタイが幸せになる展開を作ってほしい
相手が男性でも女性でもどちらでもご都合展開でいいから
ケンとボンの2人が旅立った後に全てを包み込んで守ってくれるスパダリキャラに救われてくれ
恩知らずなケンのその後はどうでもいい
