れんこん

グランツーリスモのれんこんのレビュー・感想・評価

グランツーリスモ(2023年製作の映画)
4.0
僕は車とかモータースポーツとかに疎いんですよね。車が題材の映画を観るのも2011年公開のカーズ2以来になるかもしれません(ワイスピはもはや車映画ではないので除く)。

 エンジン音とか凄そうなので今回はドルビーシネマを選択。I'MAXとかドルビーのイントロが大好きなんですよね。あれを観たいがために追加料金を払っているようなもんですから。ドルビーのイントロは本物の黒を見せてくれる所が特に好きです。


 話が逸れましたが、“グランツーリスモ”めちゃめちゃ面白かったです。前評判に違わぬ面白さでした。というか実写版カーズでした。
「挑戦・挫折・友情・勝負」の面白要素全部乗せ。

 登場するキャラクターが全員良くて、良すぎたが故にもっと掘り下げて描いてほしいとも思いましたけど、そうなると全然時間足りないですね。
それぐらい魅力的なキャラが多く登場します。


主人公を支えるチーフメカニックのジャック・ソルター(デヴィット・ハーバー)が、口を開けば名言が飛び出す“名言製造機”と化していて、登場する度にテンション上がります。口の悪いドラえもんみたいで良かったです。


 本編とは全く関係ないシーンなんで軽くネタバレしますけど、フランスの国歌斉唱がかっこよすぎたのと、オーランド・ブルームの日本語が聞けたので大満足でした(日本語を喋らせる流行りでもあるんか)。


 車好きは勿論、車に興味がない人でも十分楽しめることと思います。事実、僕自身も本作を鑑賞してから、モータースポーツをYouTubeで観るようになりましたし。
媒体は違えど【クルマの魅力に目覚めて、コントロールする喜び、所有する喜び、チューニングする喜びを知ってもらう】という思いから誕生した“グランツーリスモ”としての使命をしっかり果たせていたのではないでしょうか。
れんこん

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