ルークシュポール

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人のルークシュポールのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

フランス革命は突如勃発したわけでなく、絶対王政崩壊の兆しはこの頃からあったという話

下層階級からの成り上がりジャンヌが権勢を誇った時でなく、王族同士であるルイ16世とマリー・アントワネットがトップに立った時に革命が勃発するのは因果と言うか
身分制度はもう維持不可能だったのだろう

改革や革命を受け入れられる人がルイ16世のもっと近くにいたら、革命は立憲王政のような穏健な形で落ち着き、みんな処刑されずに済んだのではないか
王女らやアントワネットのいじめに加担せずジャンヌを何度も助けた本作の王太子像にはそう思わされた。

ヴェルサイユが舞台で衣装がシャネルの割に案外地味な映画だったが見応えはあった
戦闘シーン抜きなら先日公開のナポレオンより好きかも

若い頃のジャンヌは後に自分の首を落とすことなる処刑人サンソンの恋人だった時期があったらしいが、そのエピソードはなかったな

割とジャンヌもルイ15世も私の中ではイメージに合ってたと思うがジャンヌが不評でびっくり
上手く言えないがフランスによくいる美人って感じで、街の女出身のジャンヌに合っていると思うんだけどなあ