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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人のyontanuのレビュー・感想・評価

3.9
個人的にめちゃ好きやった!
ベルばら大好きっ子でデュバリー夫人の本も昔読んだことがあったから、デュバリー夫人目線の物語りってすごく嬉しい

デュバリー夫人役をマイウェン自身がやるのは、ちょっと違うなぁとは思ったけどね
観る前からそこが不安やった
デュバリー夫人のまず一段階の魅力はその肉感的な美貌だったり、圧倒的な存在感だったりで、さらに知的で好奇心のある素敵な女性っていうのがイメージやったから
マイウェンはちょっと痩せすぎかなぁとか、知的な存在ではあるんやけどもヴェルサイユの華という感じには見てないのよね

やっぱり観た後もそれは思ったけど、それでもマイウェン自体が素敵な人だから、
まあこれはこれでいっかとなって笑
でもやっぱり少し年は上すぎるかな…

実際のヴェルサイユ宮殿を使った豪華で明るいシーンが多くて、その分、栄枯盛衰な部分が際立って良い(衣装もCHANEL様だし)
ジョニー太陽王のフランス語も良かったし、こういう役に必要な華があっていいよね

話の流れが大体わかってるけども楽しくて、台詞ひとつひとつもよかった
一時代を築いた娼婦上がりのデュバリー夫人、最期は悲しい結末だけども、フランス革命という時代の流れの前に宮廷を下がったことは少し幸運だったかもしれない

あとラボルドめっちゃよかった
ラボルドとのシーンで泣きそうになったな
どれだけ人に嫌われようが、近くに認めてくれる人がいるってそれだけで生きていけるよね
フランスの強みが出た華やかで繊細な映画、
観る前の楽しみより観た後の方が愛おしく感じる
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