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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人のJのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

貧しい出自ながら国王ルイ15世の公妾にまで上り詰めたジャンヌ・デュ・バリー、通称デュ・バリー夫人の危うくも豪華絢爛な生涯を描いた歴史映画。

主な舞台となるヴェルサイユでの優雅な暮らしを収めた映像、シャネルが手がけた衣装は大画面で観る価値がある。

しかし歴史物と聞いていたため、その観点では少し物足りなく感じてしまった。全体的に「愛」にフォーカスされており、宮廷を追い出された後の出来事については淡々と綴られるのみである。

また、散々言われているようだが、監督自ら演じるデュ・バリー夫人の見た目が作中評価と乖離しているような気がして納得感が薄い。ルイ16世の役が実子というのも、一体これは誰のための作品なのか?という気分にさせる。
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