オーウェン

奪命金のオーウェンのレビュー・感想・評価

奪命金(2011年製作の映画)
3.4
世界恐慌に端を欲した物語は多いが、ジョニー・トー作品になるとあくまできっかけ。
そのことによって複雑に絡み合う3者のトライアングルが出来上がる。

決して金持ちでない底辺層の人たちが中心であり、皆に共通しているのは金が必要だということ。
そこで起きる事件によって運命が変わっていく様が描かれる。

3人いる人物だが、お人よしのヤクザを演じるラウ・チンワンが最も印象に残る。
事件の渦中にいるのに、この男は自身のためではないという部分。
そこに情を感じるから映画の中でも面白い人物となりえるのだろう。
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