龍生

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。の龍生のネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

感動するところが多かったけど、僕的には大号泣するレベルではなかった。

設定は凄く面白かったけど気になる点が色々あってあまり感情移入出来なかった。
なんで彰に未来から来たことを話さないの?と僕は感じてしまった。多分10人がタイムスリップしたら10人が未来から来たって言っちゃうと思うんだけどなぁ。
あと彰があまりにも感情を外に出さなすぎる点。何考えてるか全然分かんないし、手紙じゃなくて直接好きだと伝えて欲しかった。
あと彰や石丸の突撃した瞬間とかは映して欲しかった。その方が彼らの死を実感出来て泣けたような気がする。

ただ福原遥の演技力がピカイチで感動を引き立たせてくれた。間違いなく涙を流させたら日本でNo.1の女優だと思う。容姿だけじゃなくて技術が凄すぎる。
「子供はガリガリになるまで痩せて、若者が、私と変わらない歳の子がお国の為とか言って命捨ててる。戦争に意味があるなら言ってみてよ!」の所ヤバかった。
あと孤児役の子役の子も凄かった。母の死を説明する中で感情が込み上げてきて、涙が溢れてくる感じをあの歳で出来るの凄すぎる。

やはり戦争を見て感じるのは日々の幸せ。温かいご飯をおなかいっぱい食べれること、温かいお風呂に毎日入れること。そんな僕の日常の全てが、当たり前になってしまっていたけど、当たり前じゃないんだと改めて痛感した。

多分僕が細かいだけで普通の人は泣けるんだと思います。映画の内容とリンクした福山雅治のエンディングも込みで感動する映画だったと思います。泣きたい人にオススメです。
龍生

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