マッサージ屋2号店

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

4.0
成田洋一監督作品。
現代の女子高生が太平洋戦争末期にタイムスリップしてしまう物語。

今作の予告編を見て非常に興味深く思い、見たかったんですよね。
個人的にこの時代の話は大好きで鹿児島県の知覧にも足を運んだくらいでして。

ストーリー的には非常に単純で福原遥演じる令和の女子高生がなぜか昭和20年6月の日本にタイムスリップしてしまい、そこで水上恒司演じる特攻隊兵に恋するという流れ。
“一億玉砕”で国が国民を煽っていた時代に現代の発想をぶつける描写は分かりやすい。
単純にその時代の思想に対する疑問ですよね。
“お国の為に”や“天皇の為に”で命を投げ出すなんて現在の日本ではあり得ないですから。

正直なところ、現代の発想にかなり寄せている感じはやや覚めるがそれでも終盤近くでは泣けましたよ。

こういう作品きっかけで現代の人がこの時代を知るには良いと思います。
個人的にはまた知覧に行きたくなりました。

【TOHOシネマズ木曽川】