しちれゆ

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のしちれゆのレビュー・感想・評価

3.8
現代の女子高生が1945年にタイムスリップして特攻隊員と恋仲になる話。意外としっかりした作りで見応えのある良作でした。
けど…百合役の福原遥のベタベタ声が終始耳障り。令和から来た高校生の設定で過去の戦争のことは俯瞰で知っているはずなのに特攻隊員たちに次から次と空気読めない発言。分かるけどさ。分かるけど彼らは平成も令和も知らず今を熱く生きてるんだよ。令和のJKがどうこう言えることじゃないんだ(イラッとポイント)。
一方、水上恒司君演じる彰が特攻機で飛び立つ際 百合を見てキリッと笑い敬礼する、傍らには大輪の百合の花、というのは胸アツ。特攻隊員は出陣の献杯のほかにドラッグ恐らくヒロポン(当時は合法でした)を飲まされていたと聞いたことがあります。片道分だけの燃料を積んで空に散った若き命を思う。
あと、戦争末期のひどい食糧難のなか、松坂慶子が1人だけふくよか過ぎた笑
前半タイムスリップ後、後ろを歩いてる男性で現代の服装の人がいたような気がしたけど勘違いかなぁ。
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