このレビューはネタバレを含みます
物語はタイムスリップもので非現実感はあるけど、でも実際にこういう時代があって、愛する人がいても、ただその人と素朴な幸せな毎日を送ることすら許されなかった時代が存在した事を痛感した。
最後、彰の胸に刺さった百合の花を見た瞬間涙が止まらなかった。いつも穏やかな笑顔と態度の彰だったけど、眠れないほど苦しい夜もあったんだろうか。どれだけの深い愛を持って、百合との時間をどんな思いで過ごしていたんだろう…。考える程辛いけど、でも今この瞬間、大切や友人や、家族、大切な人達と過ごせる時間、「またね」と当たり前に言える日々がどれほど幸せな事なのかと実感した。
これからも心の中で大切にしたい映画だった。