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哀れなるものたちのきのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
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『哀れなるものたち』(ヨルゴス・ランティモス)フランケンシュタインから観た成長と自己と性的嗜好発見のオデッセイ。“良識ある社会”の外側にいるベラがたどるものがたりはいわば解放のものがたりだし、ベラを所有したい男たちの手をするっと抜けていくベラのカッコよさに打ちひしがれてしまう🥲変化していくことをこれでもかと肯定し、わたしたちの絶望から救いだす!あまりにも甘美だ。モノクロの映像から色がはじまるところで、世界がグッと広くなる。(レンズも変わる)広くなることでみえるものは多くなり、それによって見たくないものまで見えてしまうけれど、だからといって成長は止められないんだよね。ゴスファッションのエマ・ストーン、輝きの瞬間だ!
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