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哀れなるものたちのsacoのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
5.0

先行上映にて鑑賞。
普段5.0は滅多につけることはなくて、それは5.0をつけてしまうことで完結してしまう気がするからなのだけど(スラムダンクは5.0つけてた!笑)、
今回鑑賞直後は4.2くらいかな、なんて思っていた。
だけどそんな訳なかった。
翌日の朝からずっと映像が脳裏で浮遊している。
R18だけあって性描写が途中食傷気味なほどに多いのは事実なのだけど、全体を通して見れば性的な部分は瑣末なことだと感じるほどに真理の追求を描いた作品。
前情報無しの鑑賞がよかった気もする。ゼロベースで物語に入り込んで共に成長していくような感覚。
ロジカルにエモーショナルに探究心たっぷりに突き進むベラ。
エマストーンの表現力とスタイルありきの最高のファンタジー。
モノクロの映像とコントラストのはっきりしたシーンの対比も、ほぼバルーンスリーブなお洋服も最高だった。
個人的には非常に好みというか、思考が映像化されたように感じるほどに共感出来る映画。
何度でも観たい。
原作をなんなら原文で読んでからもう一度観る予定。
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