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哀れなるものたちのCUのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.0
面白かった。面白かったし、この時代だからこそ、こうした作品が製作されたのだと思うのだけど、個人的には食傷ぎみ。閉じ込められていた女性の冒険、自由、解放を描く点では昨年公開された「バービー」とあまり変わりはないかも。

これが2000年代に公開された作品で、それを自分が観たのなら感動したんじゃないかなと思う。当時は現実世界において女性がまだまだ自由にはならない時代だったから。

それに比べると、今も変わらない状況はありながら、社会における女性の立場について声をあげられるようにはなった。フェミニズム的な考え方も社会に浸透しつつある。だから、映画におけるこういうテーマはもういいんじゃないかな。

作品としてはとても面白かったし、突飛な設定を台無しにする事なく、テンポとスピードを保ちながら最後までベラの物語を見事に展開する傑作だったけれども、欲を言えば、ちょっと違う物語が観たかったかもしれん。

うん、でも傑作だから、みんな観るべし。エロ満載ですし。なんと言ってもエマ・ストーンが美しい!
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