とりあえずの4.2である。
作品の舞台は長野県の山奥であり、そこに東京の芸能事務所がコロナの補助金狙いのためグランピング施設を建設しようと画策する。事務所の職員2人と住民との間で説明会が開かれるが交>>続きを読む
年齢を超えた男の友情物語。最高だった。聡実くんの歌声に惚れた。歌うま。あと、ああいう品がありながら胡散臭くて得体の知れない繊細な軽い役どころをやらせたら綾野剛の右に出るものはいない。唯一無二。もう一度>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
離ればなれになってから12年後に連絡を再び取り合い、お互いに会えるチャンスがあったはずなのに結局どちらも会いに行こうとしなかったのがファイナルアンサーだったんだと思うよ。
なのに、そのまた12年後、>>続きを読む
内容やキャストなど前情報をほぼ入れずに観に行ったのだけど、文句なしに面白かった!
かなり過激なバイオレンス&アクション、最後まで飽きさせないストーリー展開、そして主人公の不気味で憎めない笑顔にやられ>>続きを読む
写真家であるナン・ゴールディンの活動とオピオイド中毒に焦点を当てたドキュメント作品だと思い観に行ったのだけど、オピオイドにはそれほど触れず、ナン・ゴールディンの生い立ちと活動を中心に構成されたものだっ>>続きを読む
バルカン半島を舞台に主人公のエヴァが、かつて一緒に映画を制作した行方不明の友人ジェイを探す作品。
セルビアにいる共通の知人から預かった彼のUSBやHDDのデータを元に、ジェイの足取りを辿りながらバル>>続きを読む
監督のリム・カーワイが全国各地のミニシアターを旅する作品。ミニシアターを運営する方々に話を聞く、ただそれだけのシンプルな内容ではあるが、コロナ禍以降のミニシアターの現状と苦境をしみじみと感じさせてくれ>>続きを読む
ネタバレしたくないので内容については何も書かないけど、とにかく面白かった。違う視点で考えると、新しいクライムサスペンス映画だと思う。いや、もしかしたらもはやクライムサスペンス映画ではないのかも。暇な人>>続きを読む
物語と言えるほどの物語はなく、主人公、主人公の友達とその夫の3者関係を描きながら、同時に役者が「役」に、映画が「映画」になる過程をシーンと台詞の反復により提示するという、かなり実験的な作品となっている>>続きを読む
面白かった。面白かったし、この時代だからこそ、こうした作品が製作されたのだと思うのだけど、個人的には食傷ぎみ。閉じ込められていた女性の冒険、自由、解放を描く点では昨年公開された「バービー」とあまり変わ>>続きを読む
漫画やアニメの実写化作品を観るとたいてい何か不満に思うのだけど、本作は満足どころか大満足という言葉しか出てこないほど良かった。とても良かった。非常に良かった。
あの長くて壮大な物語をどう映画にまとめ>>続きを読む
2024年初めての映画で爆睡してしまった。まさしくカウリスマキの映画でした。中高年の男女があんなに映画館にいるのを初めて見たかもしれない。
今につながるウォン・カーワイの作風が何となく形作られてきたのが本作なのかな。
女を誑かしてふらふらしているヨディ、ヨディにぞっこんのミミ、ミミのことが好きなサブ、ヨディに弄ばれるスー、スーに気がある>>続きを読む
予告編に騙されて恋愛映画だと思って観に行ったら、なんとチンピラ達の任侠映画だった笑
恋愛要素が無いわけではなく、確かにマギーとアンディが恋に落ちるのだけど、物語の大筋はそこにはない。
暴力シー>>続きを読む
自分に何が出来るのか何がしたいのかが全くわからないくせに、高飛車で生意気で周りを見下しているイーニドが最高だった。そのために周りを振り回してしまうのだけど、それができるのって若者の特権だし、振り返って>>続きを読む
いわゆる女版「無敵の人」。
こうした環境下で自由を手にして生きのびるためには、市子がしたような選択しか無いのかもしれない。そうでなければ、自分を犠牲にしながら死んだように生きる他ない。
でも、市子>>続きを読む
たくさんの首が飛ぶ本作。感想を見ると賛否両論だけど、自分的にはとても面白かった。
北野作品の中でも暴力性、残虐性の強い作品が好きな人には特におすすめ。加瀬亮演じる織田信長が遠藤憲一演じる荒木村重に饅>>続きを読む
この映画、一体どう見ればいいんだろう?普通に観ると、何が言いたいのか、よくわからない作品なんだけど、別の視点で見ると爆笑コメディになる。ちなみに自分は途中からコメディに観えてきて、いま思い返してもやは>>続きを読む
恋っていいですね、と思わせてくれるような作品。ただ、2人の会話がずっと続くので、それが面白く思えない人には地獄の作品。ジュリー・デルピーが美しすぎる。美美美。
文句なしで面白かった。スコセッシ独特の淡々とした演出がとても良し。やや太って汚い感じのディカプリオもとても良し。善人面の超悪人演じるデ・ニーロもとても良かった。
ネットでは賛否両論で、冗長だという感>>続きを読む
高校から紹介された実習先のあまりの酷さに追い詰められてゆく主人公のソヒ。しかし、学校の先生をはじめ、両親も友人も、誰もまともに自分の話を聞いてくれない。それどころか、高校の担任は少しでも就業率を上げよ>>続きを読む
人生の途上では様々な問題に直面するけれど、その全てを解決できるわけではない。解決も正解も無く、悲しみや痛みだけを後に残すような問題も少なからずある。そうした問題に対して、人はどうしたら良いのか。
こ>>続きを読む
イ・チャンドン監督レトロスペクティヴ 4Kレストアにて鑑賞。長編デビュー作をやっとこ観ることが出来ました。
物語はマクトンという兵役上がりの青年とミエという女性が電車の中で出会うところから始まります>>続きを読む
創造してなきゃ社会の厄介者というのは言い得て妙。大きな才能とエネルギーを持つ非凡な人間が、普通の生活に適応できるわけがないんだよね。そこんとこを上手く描いた作品であり、かつ家族愛にホロリとさせられる良>>続きを読む
マリアの耳には、「マリーアー」と自分を呼ぶオオカミの声がずっと聴こえている。
近くにいないはずのオオカミの声が、まるですぐ側で聴こえるのは、マリアの心が心底コロニーの価値観に支配されているため。>>続きを読む
登場人物が女性1人、男性2人の全部で3人いるんだけど、骨を使って儀式を行ったという説明だけで、この3人の関係性や儀式を行った理由については最後の最後まで何も語られない。最後まで観ても、どういう意図で創>>続きを読む
加速する進化が人間に様々な影響をもたらす近未来。痛覚を失った身体を用いてソールとカプリースは、手術を披露するアートパフォーマンスで人気を得ていた。それを観た1人の男がある提案を持ちかける。その提案とは>>続きを読む
20数年ぶりに観たけど、圧巻。大傑作。とにかく1人でも多くの人に観てほしいし、この物語の世界に浸りきって欲しいので、わずかなネタバレもしたくない。
まだ観たことがない人はとにかく映画館へ行こう。今な>>続きを読む
ネット等の感想から、かなりフェミニズム寄りの内容かと想像していたけれど、部分的にフェミニズムの要素を取り入れながらも最終的にはうまくヒューマニズムに落とし込んだ印象。
作品としてはそれほど面白くなか>>続きを読む
アメリカの作家、ウィリアム・バロウズ著『裸のランチ』を映画化した作品、ではあるけれど、内容に忠実に即したものではなく、多分にクローネンバーグのアイデアが盛り込まれているとのこと。
簡単に言うと、内容>>続きを読む
離れて暮らす父と娘のトルコ旅行の様子を描いた、ただそれだけの作品。
物語は特になく、ちょっとした出来事と言えば多感な年頃の娘が旅先で出会った男の子とキスしちゃうとか、それくらい。
ただ不思議なのは>>続きを読む
晴茂くんが亡くなってから、自分の中のサニーデイ・サービスは一度終わってしまったのだけど、新しいドラマーを迎えて新しい音楽を生み出し続ける彼等の姿を観たら、やはり応援せずにはいられないと思い、早速ライブ>>続きを読む
このアニメについて、何の話なのかよくわからないという感想がネット等で散見されたが、観終わった直後は確かによくわからなかった。宮崎駿は最早ストーリーを語る力を失ってしまったのか、とも。
しかし、そんな>>続きを読む
京都の貴船にある老舗旅館を舞台に、旅館スタッフや宿泊客がタイムリープに巻き込まれる物語。2分ごとに起きるタイムリープを通じて、様々な人間模様が作品の中で描かれる。
劇団ヨーロッパ企画の長編オリジナル>>続きを読む
うーん、ホラー映画というよりホラーテイスト有りのアクション映画、みたいな感じかな。
全然怖くないどころか、ラストの方で2人の神父が力を合わせるシーンがあるんだけど、何故か笑いが止まらんかった。
2>>続きを読む
不倫相手との間に子供が欲しい主人公が、児童養護施設に寄宿するアンナという女の子との出会いと交流により、最終的に孤児を養子に迎える物語。
1970年代半ばにハンガリーで製作された作品だけれども、現代の>>続きを読む