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哀れなるものたちのBelllllelinのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
2.7
うーん、男の考える女の解放映画って感が強くて吐きそうだった(そもそも原作がそういうプロットで、映画はそれをぶち壊すことを期待したが叶わず)。想像力の欠片もないラストがそれを物語っている。女を下げてきたことで自分たちの地位があるように、女を上げるには自分たちが下がるしかないと思っているようだ。マーゴット・ロビー然り、エマ・ストーンがこのような役を演じる価値はあるのだろうけどね...。本作はマッキャンドルスの描かれ方の陳腐さからも製作陣の主題に対するやる気のなさが伝わってくる。マッキャンドルスに「男と女なんて関係ない」とか「自分の身体は自分のもの」なんてありきたりな言葉を言わせるなら、もっと背景をきちんと描けよバキャロウ...。そもそもバクスターの学生という設定にしてしまったのがこの映画最大の失敗では。とか思いながら観てました。最後、ジェネラルとウェディングマンがリベンジしに来たところから退屈すぎて半分寝てた。世界観だけで想像力のないおっさんはやっぱ無理やな。小説の方がまだ学びがあったと思うわ。
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