ロンしたことない

哀れなるものたちのロンしたことないのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.5

常軌を逸した知識欲、好奇心、そして性欲。
良識に抑圧された欲求の解放と表層化を
グロテスクで奇妙な世界観で映し出す。

唯一無二のヒロイン ベラの精神の成長譚を
軸にストーリーと映像表現の両者が
絶妙な現実と空想の間に位置する。

作品の末端まで一切の妥協と躊躇のない
ランティモスの変態ぶりを浴びた。

でもってエンドロールまでが作品。