このレビューはネタバレを含みます
ベラ役のエマ・ストーンが素晴らしい。
館に閉じ込められて外界を知らない、白痴とも思える幼少期。
旅に飛び出し好奇心旺盛なるままに振る舞う少女期。
倫理の成長が追いつかないまま知識が増大し、娼婦という職業を合理的に捉えた様子。
館に帰ってからの颯爽とした立ち振る舞いと知的な表情。
よくもまぁ上手に演じ分けられるもんだと関心しましたわ。
それにしても最後のオチ。
きっとみんなゴッドの脳を将軍に移植するものだと思ったでしょう。
自分もそう思ったし、
きっと制作側も観客がそう思うだろうという意図であったと思うのだけれど、
草を食んでいた様子からして、羊かヤギに成ったのだろうか。
ちょっと滑稽でミジメでもあるのが笑いを誘っていたけれど
観客の意図を裏切るにしてももうちょっとスマートなオチの方がこの物語のシメとしては良かったように思う。
羊かヤギということはキリスト教的ななにか深い意味があるのかな?。