KensukeHosoya

哀れなるものたちのKensukeHosoyaのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
5.0
新しくて鮮烈な映画体験だった。
役者の演技、美術や衣装、作品のテーマや放たれるメッセージ、全ての表現において揺さぶられ、惹き込まれた。
知識や経験を得て成長し、権力や社会通念から解放され自立していく女性を描いているのだけど、そんな一言では片付けられないほど繊細な描写で140分目を離せない。
ラストシーンもまた印象的。鑑賞後、『哀れなるものたち』というタイトルの意味、そして人間の欲望や業について思いを巡らせずにはいられなかった。
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