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哀れなるものたちのmihoのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.0
楽しみにしてたやつ!!

マッドサイエンティストが
とんでもねー事して生まれた(生まれ変わった?いや 産まれたか)ベラ
成長が早く欲望に興味を持つのも直球に
言葉も徐々に覚えていく様は確かに
実験として興味深いけど
でもマッドすぎるぜ...鑑賞後思わず
原作小説を購入しました。

ダークファンタジー
ブラックコメディ
ヨーロッパ的

ベラがどんどん賢くなって女性の
堂々とした強さをもってカッコよく
なって行く姿が良いしエマストーン
素晴らしかったです!受賞もの。
大丈夫か?ってくらい裸でやりまくる姿を
演じてたので不安になったけど
昔とは違って生きて行く術にする
強い女性になっていく。
赤ちゃんみたいだった時とはまた違う強さ...思えばベラはずっと芯が強かったな。

あと実験とか経験とかちょっと客観的なとこが理系脳🧠 感情を揺さぶられてるシーンもあるけどこれから育まれる部分なのかなと思いました。


マークラファロ最初かっこ良かったのに
どんどん情けなくなっておもろかった。
女をおもちゃにしときたい男がベラの成長でどんどん置いていかれる。愉快ww

デフォーはもうしっくりきすぎでした。

旦那が出てきた辺りから終盤にかけての
カメラワークとかイカれ具合とか
ランティモス色強めでなんというか
急に安心(?)感が湧きましたw
ラストシーンもとても良かったですw
シュールだし強いまま終わる。

相変わらず痛いのとか血とか内臓とか容赦なく画面に出してくるランティモス監督でした。

あと単純に監督の色使いが好きなので 冒頭しばらく続くモノクロは全部カラーでも良かったのにと思っていたけど ベラの世界観とリンクしてるんだろうね 完全モノクロじゃなくてすこーし色を感じられるようにしてるのがまたやりよるなと思いました。

お洋服も各国の不思議な世界(ファンタジーなので時代なども設定しない非現実的世界なんだろうなと解釈した)も素敵でした。

もう少しシンプルであそこまで世界が飛ばないランティモス監督の作品が好きなので今までで最高作品という感じではなかったなというのが個人の感想です。
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