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哀れなるものたちのwtnbmghのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
5.0
大好きな映画『聖なる鹿殺し』の監督最新作ということで楽しみにみた。
導入はいかにもヨーロピアンなとっつきにくさを感じたけどその真顔でユーモアやってるキュートさにどんどん惹き込まれてああこれ大好きなやつだ…と途中から終始幸福な気持ちで観ることができた。こういうのが幸せな映画体験というのだろう。音楽も美術も脚本も本当に作り込まれていてだからこそ少し奇妙な世界に入り込ませるマジックがある。
ストーリーも搾取されていた女性が自分の選択、自分の力で自由を手にするという筋でめちゃくちゃ爽快なハッピーエンドで終わってくれる。
クリトリスという厄介な存在と共に生きていくのを“自分の意志で選ぶ”というのはBarbieにも通じるメッセージ。原作も読んでみたいと思ったし、パンフレット欲しいなと思ったけど売り切れてて残念…。
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