そーた

哀れなるものたちのそーたのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.4
ヨルゴス監督の中で1番ハマった
耳に残るBGMとビビットな風景で完全に心掴まれたし、設定と脚本も抜群に良かった。

動物的成長→性的成長→社会的成長の人間の精神的な成長がわかりやすく表現されていてピアジェやフロイトの理論に近い描写が多かった。
最終の高次的な欲求はやっぱり慈愛や許しに行きつきキリスト教の思想も組み込まれてるなと感じた。
船のシーンは特に好きで、楽観的で理想主義のおばあちゃんと悲観的で現実主義で少年との対話で道徳を学ぶところが良かった。



ヨルゴス節の効いたダンスパーティや殴り合いも見ていて心が躍ったし、エマストーンの演技がレベチすぎた
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