哀れなるものたちのaymmのレビュー・感想・評価

哀れで愚かな人間讃歌。
固定概念や偏見なしにこの世を見たらどうなるか？信じるべきものは？

強烈な男性批判やフェミニズムの叫びもありつつ、性や欲求について男女を並列にして語る。

おとぎ話の世界を覗き込んでいるようで人間の美しさと醜さは現実のそれだった。

ストーリーのおもしろさ、俳優陣の熱演はもちろんのこと、
衣装や室内装飾、小道具などの美術へのこだわりが素晴らしいので、141分見飽きませんでした。ファンタジックな映像演出も含め。いろいろ細部について話したくなる。