哀れなるものたちの門倉なつめのネタバレレビュー・内容・結末

想像以上に良かった！わたしは好き
脳の移植で楳図かずおの「洗礼」が脳裏に浮かんだ

ずっと囚われていたベラが、外の世界を冒険しながら性の快楽もタルトの美味しさも悲しみも辛さも経験する。他人と触れ合って知性を身につけて成長していく姿が美しかった。それに比べてどんどんダメになっていくダンカンの姿は哀れすぎて笑っちゃったよ。。

終始流れる耳を劈くような不快な音も世界観に合ってました。あと章が変わるシーン（モノクロの映像）がどれも不気味で綺麗で印象的だった。