哀れなるものたちのちゃいのレビュー・感想・評価

フェミニズムというよりもっと普遍的な人間性を獲得する話だと思う
我々は理想と現実の間隙で上手く折り合いをつけるしかない、キャラクター各々の折り合いの付け方が興味深かったな

女性が力を得ると困る男がどんな男なのか分かる
マークラファロも将軍も、教養はないが権力はある男の有害性を端的に示してて松本人志を想起せざるを得なくて辛かった
というかあらゆる場面が現代のトレスでずっと辛かったな

案外セリフは親切で置いてかれることはない
悪趣味なユーモアも美術も劇伴も最高、いい映画でした