はすのね

哀れなるものたちのはすのねのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

個人的な解釈だと、人間は愚かだ、でも愛おしい。を汲み取りました。
ベラ、確かにどんどんと成長していき賢くて芯のある女性になっていくけど、どことなく高慢さが滲み出ている気がする。
ゴッド、もしかしたら救えたかも知れない命を己の研究の為に手にかけてしまい父性を満たしている。
マック、一見良い人そうに見えるが長いものには巻かれろ精神な所がある。ベラが出ていってから新たな子を迎え入れる時も、ダメだと分かりつつも実行してしまう気の弱さ。
ダンカン、性には積極的だけど自分よりは賢くなく、人前では良識のある女性を求めている。性に目覚めて奔放で拙い時のベラを可愛がるのは庇護欲からかな。
将軍、社会的な地位はあるのだろうがそれ故なのか元からなのか強い加虐性が見える。
完璧などないのよ、哀れなるものたち。
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