カズキ

哀れなるものたちのカズキのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

ベラの奇妙な冒険
 
ジョジョの根底にある人間讃歌的な意味ではなくこの映画に当てはまる言葉は「奇妙」だと思いました。
世界観もベラの出生や成長も周りの男たちも。

欲に貪欲な人たちのなかでマックスがこちら側との橋渡しのような気もします。

性に奔放だったベラが知性を得て貧富の現実と残酷と自分の無力さを知るシーンは感動しました。 
ただその後パリに降ろされてからのベラと立場が逆転したダンカンとのやりとりは面白かったです笑

娼館でのワンシーンのあのキモいカニ男とのだるまさんが転んだみたいなのは何だったのでしょう。謎ですw

チョメチョメ多くてエロはエロなんですがテンポがよくアートエロ?コメディエロ?といいましょうかエロ感はそれほどでもなかった気がします(バカな文w)

ラストのヤギあったりで見てすぐ良い映画だったー!とは言えませんでしたが後からいろいろ考えたくなります。
ヤギの件りは見た目の不気味さや倫理感などで最初うわっ…!て思いましたがあの将軍のクソっぷり思い返すとヤギにされてもしょうがないなとw

奇妙なお話しなのは間違いないですが皆さん言う通りエマ・ストーンの名演、怪演は素晴らしいです。

とても魅力的な物語です。
カズキ

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