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哀れなるものたちのnossaのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

貧乏人は劇場に行くのも少し二の足を踏むのだけど、予告編を観て「これは絶対に観ておかないと後悔する!」と感じて、久しぶりに劇場で鑑賞。
結果、少し予想とは違ったけど(こんなに性的なシーンが多いとは)、すごく良かった。濃密な140分でした。

ポップでファニー、凝りに凝った美しい映像は、物語の世界に没頭出来ます。犬頭、鶏頭、最初分かんなかったけど、気づいてビックリ!

少しずつ世界を学んで成長していく様を体現するエマ・ストーンの演技が素晴らしかった。他の出演者も超個性的なキャラクターに見事にハマってました。ウィレム・デフォー、ストリート・オブ・ファイヤーの頃から大好きです。船上で出会う老婦人も良かった。

寓話的なストーリーで、1回観ただけだと、自分の足りない頭では理解しきれない。論理的に理解出来ない時は体に聞いてみることにしてるが、エンドロールで鳥肌が立ったので良し!です。
【哀れなるものたち=人間(特に男)】といった感じでしょうか。
でも哀れだから愛おしいとも言えるのかも…。
またいつか見直したいと思います。

帰りにパンフ買おうと思って売店に行くと品切れ。入荷予定も無し、と言われて残念!
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