タルカル

哀れなるものたちのタルカルのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.3
美術に演技に音楽に、特に個人的には音楽が良かった。前半はマーサ夫人とハリーに出会うまでは物語の端折り方とかもあり若干退屈に感じたが、大人の絵本と思えば納得もする

全体的にもそうだが、特に後半は映画オリジナルの展開となっている。その部分も面白く、見終えた後は原作にはなかった気持ちよさ(という言葉が適切なのかはよくわからないが)すらあった。成長と停滞・相対的な低下、表出を重点的に描いていたのが良かったのかなと思う。原作については正直記憶があいまいな部分も多いので、もう一度読み直してみようかなと。
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