しう

哀れなるものたちのしうのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

画が美しすぎる
グロい場面もあるって聞いてたのでビビってたけどそれすらもアートに見せる作風

こういう個性が出まくった映画は退屈に感じる事が多いけど不思議と全く飽きなかったしむしろ時間が短く感じた

まず冒頭の飛び降りシーンの衝撃
とんでもなく不気味なのに一枚の絵画のように美しい画面、あのあまり言葉で表せない感じは絶対に映画館で観るべき

舞台が変わる時に挟まる絵も好き

ゴッドの家にいる間のベラがほんとに赤ちゃんにしか見えない
なのに気付いたら成長してるのも演技凄すぎる

ベラが貧しい人々を目の当たりにした時の階段が途中で終わってるあの構造グロい

ラスト、ベラの夫がヤギ?になっててハッピーエンドみたいな雰囲気あるけど結局ベラはそっちに行ってしまうのか、という怖さがあった

全体を通して音楽の印象も強い
こっちの感情全てが操られてる感じがした

今まで観た映画と全く異なる何かを見せられた

2024年 14本目
しう

しう