Mio

哀れなるものたちのMioのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.0
前半の知性の獲得過程で言葉が足りないから皿割ったり、ダメってことで何とかしようとする姿…いま大人のわたしも時々やってるわ反省。
欲に出会い、美に触れ、世界を知り、涙を流す、良き者であろうと行動する姿は性善説ですね…
世界はそんなに良いところかな…?
すくなくともベラにとっては良いところ、生きたいと思えるところでよかったね。

男の欲もうまいこと利用しつつ成熟してゆくけど、
痛みや恐怖って欠落してるかなと思った。
元夫兼父親に対して怖くはなかったのかな…

ときどきウィレム・デフォーのしゃべりが憑依してるかなというくらいのロジカル女性に進化しておったな。
ラストも良いけどそのラストの後のエンドロールもとても美しかった。
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