ゆうと

哀れなるものたちのゆうとのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.6
エログロ奇妙で不協和音な映画でありながら観賞後の感想は「晴れ晴れ」

明日も頑張ろうなんて思えちゃう。
今まで陰鬱なものばかり撮ってたのにヨルゴス監督どうしたの(褒めてる)

社会や過去など何かに縛られるゴッドウィンやダンカンをよそに飄々と成長していくベラ
。頭脳は子ども身体は大人という歪な役を全力で演じたエマストーン!あんたさぁ!すごいってぇ!(余談だけどロンドンのシーンはまとめ撮りらしい。つまり前半と後半は一気撮り。観た人ならこのすごさがわかる)
そしてダンカンを演じたマークラファロ。浅はかで滑稽な憎まれクソ男役をキュートに演じちゃう技あり演技。

何かしらのルールや思い込みに縛られながら生きている自分と、自由に悠々と成長するベラとの比較によって出会う映画。
人生は選択の連続。ベラのように知性と共に成長する存在でありたい。
ゆうと

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