このレビューはネタバレを含みます
映像がとても美しく絵づくりもゴシックでいてロココな様な感じもあり、うっとりとするような瞬間もあったけど、同時にものすごくグロティックで、目を背けたくなる瞬間も多かった。
タイトルの『哀れなるものたち』の意味をはじめのうち、少し妖怪的な、人間とそうじゃないものの間の者たちとしての意味でベラとゴッドのことだろうかと思ったけど、見た目の先入観に惑わされてしまった。
世界にはたくさんの哀れなるものたちが居て、ベラの前の人生もまた、哀れなるものだった。
見た目の醜さに惑わされず、人生そのものを哀れなものにしないように生きていきたいと思った。