クリボー

哀れなるものたちのクリボーのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.3
モノクロで進んでいく映像がベラの成長と共に色づく。色彩を持った映像はあまりにも美しい。ベラの無垢な探究心に振り回されて、破滅していく大人たち。哀れと言ってしまえばそれで片付くが、それだけの魅力をベラが秘めているからではないだろうか。人がパンクやロックを聴くように、常に世の中は代弁者を求めている。