哀れなるものたちのtoshijunのレビュー・感想・評価

レビュー記事ではフェミニズム的時点で語られることの多い映画だけれど、私はあまりその要素を感じなかった。ヒロインがもし男性だったとしても成立させられなくはない作品のように感じ、それは女でも男でもどちらでもよく、ヒトという生き物が理性と知性を手に入れ成長していく物語のように感じた。音楽がよかった。映像が華やかすぎて中身はいい意味でB級映画なのに、お金をかけることでおしゃれなアート作品として消費されてしまった気がする。