ちゃっぴー

哀れなるものたちのちゃっぴーのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.2
非常に良かった。

欲望しか持っていなかったベラ・バクスターが意志を持ち始めて羽ばたき、経験と知識を得て最終的に思考を持ったの、人間の形成をこんなに表現出来るんだと思った。ただ詩的な表現が多すぎて「学ぶところは多いが自分の理解できる言語に置き換えないといけない哲学書」みたいな映画ではあった。それにしても良かった。

そして主人公を女性にしなかったらまっったく違う映画になっていただろうという点もポイント。きちんとした論文とかでは無いけど、性的サービスを提供する業種の女性で発達障害など何かしらの障害がありそうな人は多いという意見を見た事があるので、ベラがあのまま倫理観のある思考をもてなかったらああはならなかったな、、、と。

年齢制限もついてるとあって諸々がまじで突きぬけていて、見る人のそれまでの経験とパーソナルな部分の思考によって全然感想違いそう。すごい映画だった。
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