soto

哀れなるものたちのsotoのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

ランティモス作品の中で最もエログロだった。
赤ん坊の脳を成人女性の死体に移植という、いつにも増して気の狂った心理実験みたいなことしてるわけなんだけど、幼年期の女の子がそんなに性欲に従順かね?ってのと、精神が成熟するまで早過ぎない?って率直に思った。
まあ超次元SFの世界だから理屈は割とどうでもいいはずなんだけど、ランティモス作品に出てくる人間は悪い意味で感情移入できてしまう愚かで気持ち悪い奴らばっかりだったから、今精神年齢何歳なの?って感情が読みにくいベラはちょっと異質だったかな。
それにしても、出てくるのは滑稽で面白い人物だらけだし、美術は奇天烈で美しいし、不快な劇伴が逆に心地いいし、ランティモス作としての期待を裏切らない大好きな作品だった。
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