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哀れなるものたちのmtのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.2
ヨルゴス・ランティモスといえば
ロブスターと聖なる鹿殺しは鑑賞済みですが
それとは一風変わった作品だなという印象でした。
原作ありきだし脚本が監督本人じゃないからかな?
情報量が多いのですが難解さはあまりなく
見たままを感情そのまま楽しむのが良いと思いました。

エマ・ストーンの演技力に脱帽!
もうすごいですね、赤子から立派な女性へ
成長する姿や性描写の体当たりな演技は凄すぎる。

ジャンルはコメディですが哲学的な台詞も多く
そんなに笑ってしまうシーンはなかったのですが
パリ編の娼婦の館での
濃い顧客達のド変態ぶりには流石に笑いました。
行為の時のBGMの使い方がたまりません。

美術と衣装も素晴らしくずっと見ていられます。
独特で不思議な世界観に酔いしれる。
幕間のカットが特に好き!お洒落過ぎ。

得るものが多くて鑑賞後も爽やかな気持ちになるので
何度でも見たい作品です。素晴らしかった。
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