哀れなるものたちのmoviediaryのレビュー・感想・評価

エマストーンの演技が圧倒的。
産まれたてのときの人間性から落ち着きを徐々に得て、最終的に大人として完遂していく姿も素晴らしい。
塗れ場のシーンが多いのも必要なシーンだったと感じるほどに徐々に大人を知り、人間を知っていく姿には納得性があった。
映像も美学的観点から見ると色使い、ファッション、時代性、芸術性、全てが及第点を超えていたと思う。

ただ個人的にいまいちハマりきれなかったのは、恐らくその濡れ場の多さと大人としての情緒を身につけていく過程をいまいち紐づけられなかったからだと思う。