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哀れなるものたちのもーるのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.8
「Chog!Chog!RUN!」


すごい映画を観た。
女王陛下のお気に入りよりお気に入り。

ぶっ飛んだ設定と独特の世界観、様々なレンズを使った画的なおもしろさといい全てがツボで今年で1番良かった。

あの世界観はロケでは出来ないし、何よりベラ目線で造りたかったようで森シーン以外は全セット。
メイキング見たけど街1つ作っててやばすぎる。

気になったのはやっぱりモノクロとカラーの使い方。
調べてみると、ベラが新しいものを見たり体感した時の感情を表現するために使い分けた という海外の考察記事見つけた。
最初はそう思ったけど、ロンドンを出てからはずっとカラーでモノクロと行き来する訳でもない。その説だと屋上の花火シーンからカラーにした方が自然。
腑に落ちなかったので更に調べると、DPのロビーライアンが単純に白黒が好きでコントラストの感じとかが美しく見えるだとか言ってた笑
なんなら撮影の10日前とかにモノクロ撮影が決まったとかで特に深い意味はなさそう。。


公開日は「ボーは恐れている」と近かったけど続けて観ないで良かった。頭おかしなる。

内容にも触れたいけど長なるしめんどくさいからやめた。


今作、1番の見所は間違いなくエマストーンの演技力ですが、僕みたいな”哀れなるものたち”は当たり前にアメスパの金髪ストーンに脳内変換し聖なるシーンを見ているのでエマストーンがあまりにも気の毒。
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