MIU404

哀れなるものたちのMIU404のレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.8
凄腕外科医の手によって蘇ったひとりの若き女性の
まだ見ぬ世界を知る為の大冒険を描いたファンタジーコメディ。

噂には聞いてたけど、想像以上に変な映画でした💥笑

衝撃の高さと気味の悪さで言ったら、今年一だし、
マジで「オッペンハイマー」と同じくらい体力は使ったと思う😥

まぁ18禁ですから、エログロ満載で、万人にはあんまりオススメできないし、
好みははっきり分かれると思うけど、自分は割と好きでした✨️

本当に哲学的で、官能的で、芸術的で、大人向けのおとぎ話って感じだし、
変態監督による癖丸出しの映像はあまりにも強烈で、目にしたことのない景色すぎて、
倫理観はおかしくなるし、目と体に悪いモノを大量に摂取した気分になった😨

ただ、自由奔放なベラが冒険をしていく中で、性を知り、愛を知り、痛みを知りながら、
成長していく過程をブラックユーモアを交えて描いてるのがめっちゃ良かった✨️

きっとタイトルに入ってる「もの」っていう意味は、
「者」の方じゃなくて、実は「物」の方を表してるのかな?

最初ベラって聞いた時、真っ先に「妖怪人間」の方が思い浮かんだけど、
身体は大人で、頭脳は子供の「人造人間」の方だったんですね😅

そして、なんてったって、ベラという難役を見事に演じ切ったエマ・ストーンは、
この強烈な世界観に負けてないくらいの演技力を発揮してて、本当に素晴らしかった👏
まさかあんなに体を張ってくれるとは思ってなかったから、
自分の中での「アメスパ」や「ラ・ラ・ランド」のイメージが一新されたし、
逆に過激な描写も果敢に演じ切るエマ・ストーンを大絶賛しない人はいないでしょう。

あと、性行為のことを「熱烈ジャンプ」って表現してるところ、めっちゃ良き✨️

2024年 108本目
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