彩

哀れなるものたちの彩のレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
2.0
申し訳ないけれど意味が分からなかった。期待値があったからこそかもしれないけれど、観る価値なかった。
『映像美』の作品ならなおさら他にもっとある。内容なんてそんなになくても美しい作品が。その手の作品にもなりきれない。

評価が高い理由がなんなのだろうと考える。
言いたいこと、伝えたかったことの真意は理解できる。
それを以てしてもなお、不快感が拭えない映画。終始イヤな気持ちがした。この不快感がなんなのか、ハッキリと言語化できないのがつらい。

ひとつ言えることは、倫理観が(わたしには)合わなかった、というところかもしれない。
こういったテーマの作品はいくらでもあるし観てきたけれど、ただのマッドネスとしての扱いではないのに倫理観の欠如した行動がありすぎて言いたいことが霞む。

性の悦びを知り世界が広がっていく…みたいなこと書いてあったけど、?という感じ。なんかほんとうになにが言いたいのか分からなかった。というより言いたいことは別に伝える方法もっとあったというか描き方もあると思う。映像美の無駄遣い。
ダークファンタジーを名乗って欲しくない。
逆にこれ読んで不快に思われる方ごめんなさい。わたし個人の感想なので…

でもここまで評価されているのだからいい作品なのだろうな、と思うと苦しい。
唯一の素晴らしいところはエマストーンの演技力。凄まじすぎる。その分の星です。
彩