MasaichiYaguchi

#ミトヤマネのMasaichiYaguchiのレビュー・感想・評価

#ミトヤマネ(2023年製作の映画)
3.1
玉城ティナさんが世界的な人気を誇るインフルエンサーを演じる本作は、“現代の闇”ともいえるデジタル社会、SNS社会の恐ろしさを、斬新な映像と音楽、そして独特なセンスによる世界観で浮き彫りにする。
毎日様々なSNS投稿をするカリスマインフルエンサー「ミトヤマネ」こと山根ミトは、妹のミホに陰で支えられながら暮らしていた。
或る日ミトは、所属するインフルエンサー事務所のマネージャーから、誰でもミトの顔になれるフィルター「ディープフェイクアプリ」のコラボ案件を持ちかけられる。
アプリは人気を集めてミトの顔は世界中に拡散されるが、その一方で彼女の顔を悪用する者も現れてしまう。
そんな状況でさえも自身の人気につながると喜ぶミトと、姉を心配するミホだが、やがて事態は加速していく。
玉城ティナさんらしい様々な衣装をまとったスタイリッシュな彼女が映画では登場するが、観ていると段々、リアルと虚構の境界線がボヤけてくる。
果たしてインフルエンサーとしての人気を得るために転落していくミトには、どのような結末が待ち受けているのか?